依存症の怖さ。全ての意思決定に影響を及ぼす。自分が自分じゃなくなる。

こんにちは。

ニュースで一喜一憂するのはあんまり好きじゃないけど…

大谷選手と水原氏の件……。

なにがあったのかまだはっきりしないですが、残念でつらい泣

仕事も手につかずソワソワしてました。

 

水原氏は自らがギャンブル依存症だと話したそうですね。

依存症――深刻な問題ですが、経験したことない人には怖さが分からないかも。

自分はいろいろなものに依存してしまったことがあります。

幸い破滅するレベルまでは行きませんでしたが、心身の健康を損ない、学業や仕事に

影響がでました。健康な状態に戻るには時間もかかりました。

依存は、物質、行為、人、どんなものにでも起こりうる。

 

依存症の怖いところは、すべての意思決定に対象物が影響してくることです。

そしてそんなおかしな状況になっているにもかかわらず、自分では気づきづらい。

自分が自分の異常性に気が付けたのは本当にラッキーでした。

当時偶然、自分より重症な依存症の人が身近にいたんです。

正直その人にはドン引きしてしまうことが多かったのですが、自分もこのままだと

あの人と同じ、いやもっとひどい状況になるかも?と思えたのは不幸中の幸い。

こんなに丁度良く反面教師になる人が現れるなんて、やっぱり自分はツイてます。

あの人も今は少しはマシな生活ができているといいのですが…。

 

若い頃はなんの理由もなく自分は意思が強い人間だと思っていましたが、

違うなと気が付くことができました。

自分は人一倍流されやすく誘惑に弱い、どうしようもない人間です。

だからこそ、自律が必要。

 

依存症は誰にでも起こりえます。

当然借金、犯罪などに発展しても「病気だから仕方ないね」とはなりません。

ただ一つ言えるのは、善人だからこういった問題を起こさないなどということはない。

誰でもありえるし、問題が表面化したときに「そういう人だったんだ」と

今まで見えていた人格が完全に嘘で本性はコチラ、みたいに考えるのはちょっと

違うのかな、と思いました。別にかばうとかそういう意図じゃなくて。

「良い人」「正しい人」でも依存症になることはある。

依存症になると法律や道徳を逸脱しはじめることもある、ということです。

だから怖いんですね。

 

「いかにもお酒飲みそうなのに全く飲まない人」とか、「ギャンブルしそうなのに

実は全くやらない人」とかいますけど、そういう人は過去に失敗したことがあり、

それ以来クリーンになったか、身内に依存症の人がいて怖さを知っているという

可能性も高いですよね。