最近『夢をかなえるゾウ』シリーズを読んでおりまして、今日は4を読み終えました。
4はシリーズの中でも特に重い内容です。
というのも、主人公がまさかの余命3か月という状況なのです。
身体の弱い奥さんとまだ幼い娘を持つ平凡なサラリーマン。
保険には入っておらず、残された時間を使って妻と娘のためにできる限りのことを
してあげたい…という切実な思い。
ガネーシャは相変わらずダメでセコいおっさんみたいな感じですが、それでも
主人公に残された時間をできる限り有意義なものにするため尽力します。
「若くして病に侵され気づいたときにはもう手遅れ、残り3か月」というのが
この主人公の状況ではありますが、この本はそういう人だけのためではありません。
今生きている全ての人、みんながいつかは死にます。
毎秒がカウントダウンなのです。
そんな中で、自分に残された時間――3か月かもしれないし、50年かもしれない――
をどう生きるかを考えさせてくれる本です。
もし自分に残された時間が少ないとしたら、なにをしたいか?
お金とか損得じゃなくて、本当に自分が望むことは何か?
普通に生活しているとわざわざ考えないですよね。
それに縁起でもないけど、実際人っていつ死ぬか分からない。
毎日が「余命」です。
つまらないことを優先して、死ぬ間際に後悔しないために。
一読の価値ありです。