少し前に流行った「嫌われる勇気」。
流行りものを好きになれないひねくれ者なので手を出さずにいた。
しかし最近ブックオフで見かけて買ってみた。
結果、読んでよかったと思う。
以下は自分の気づき。
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この本を読んで自分の重大な問題を3つ発見した。
- 人間は共同体の中で生きているのに、自分は物事を自分の中で完結させようとしてしまう傾向がある
- 自分の頭の中には『他者貢献』の意識が全く無い
- 「いま・ここ」を生きていない
…なんか、改めて文字にするとますますダメ人間な気がしてきた。
自分は「課題の分離」は比較的得意な気がする。
しかしそれだけではただの冷たい人間に感じられてしまうかもしれない。
それに、アドラーによれば、幸福を感じるのに必要なのは「他者貢献」である。
今の自分の中に「他者貢献」しようという気持ちは微塵もないものの、
過去を思い返してみれば確かに、自分が役に立っていると思うことで満足していた
経験がある。だから「他者貢献」が幸福のカギだというのは経験上理解できる。
そしてあの時は「いま・ここ」を生きてきたと思う。
目の前の仕事をこなすことに必死だったからだ。
再びそんな自分に戻れるだろうか。
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ちなみに「他者貢献」は「他者からの承認」ではない点に注意が必要だ。
他者から感謝されたり評価される必要はない。
自分が他者のためになっていると思えればそれで良いのだ。
本を読んで頭で理解しても、実践はまた別のお話。
頭でっかちにならないように、行動していかなければ。